認めたくないその魅力 #06

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思い通りにならないところがいい、といわざるを得ない。

自然相手にしている魅力といえば詰まるところそれに尽きる。
地形や天気を読み解いて、最新のアウトドアグッズで備え、ダンドリを練りに練ったのだとしても、自然を出し抜くことは出来ない。
その大いなる力に感服することで、自分の卑小さを知り、世界が輝くというものだ。

今回(というかまぁいつものことだけど)、直前までなんにも計画を立てられず、そのくせいつものマイペースさを発揮して前半にのんびりし過ぎてしまったため、本番であるはずのホタル撮影が2チャンスしかなくなってしまった。
おまけに天気予報によると明日は一日雨とのことなので、つまり今日しか撮影に向く日がないのだ。 
ところがここ最近の晴天続きのせいで空気どころか川もカラカラ、このタイミングで気温も下がり、ホタル待ちで三脚を立てて腰を下ろしたときには雨間手間降ってきた。
蛍が撮れなくてもせめて星空は、と思っていたけれど、雨が降るくらい空には分厚い雲から陣取っていて、そもそも満月を控えて空が明るく星はみえにくいのだ。
この思い通りにならなさを、面白い、なんていうのは悔しいけれど、コントロール出来ない魅力ってあるなと思いながら、びしょびしょのカメラを抱えて下山した。

写真はわたしの上毛町の家、「雁股庵(かりまたあん)」の大好きな縁側にまりちゃんと。
Apple WatchのアプリからiPhoneのシャッターを切ってドヤっているところ。

0019(10分)

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