保護犬をもらい受けたいがために結婚したくなった話を詳しく話させてください(つづく) #21

むかし、友だちが「男は言葉が話せる熊」といっていていた。
曰く「言葉が通じるだけマシ」とのことだ。
わたしはいい言葉だなーと思って、東京ナイロンガールズの名言を紹介するコーナーに掲載したら「男をバカにするな」と軽く炎上してしまった。

いやそうじゃない、お前らこそ女を買いかぶるな、女の期待感は暴力なんだぞ、と思った。

「白馬の王子様はいない」ってことは理解できていても、白馬の王子様と同等なことを当たり前に望んでいるっていう自覚はないのだ。

どういうことかっていうと、「普通の男」は不機嫌なときには優しく抱きしめて欲しいと思っているし(一度や二度、あるいはずっと突き飛ばして暴言を吐いてもくじけず包み込んでくれると思ってる)、愛があるなら疲れないし、自分の趣味はなげうって尽くしてくれるものだと思っているし、非があれば謝れると思ってる。

「少女マンガ温室」育ちの女たちは、AV真に受けてる男たちとなんら変わりがないと思うのだよね。

目には目をと思うならそのままで良いんだろうけど、コヤナギは平和主義なのだ。
譲れるものならどんどん譲りたい。だけど、心持ちひとつで手放すことは出来なかった。

そこで上記の名言だ。

動物が好きだ。
生き物なら虫からは虫類までなんでも好きだが、哺乳類はやはり格別。人間も好きだけど、全身が毛に包まれているやつは可愛さが別格である。

その熊が…男であるならば…ステキじゃない?

当たり前が違うこともすんなり受け入れられそうだ。
過度な期待感がスッと抜けて、とても楽になった。
言葉を喋って主張してくれるなんてステキ!

そんな心持ちのおかげか、恋愛ははじめれば長く続く方だ。
なかなか始まらないだけで。

……今日は書きたかったことまでたどり着かなかったので、続きは明日書こうと思います。

サムネイルにした「ボフォート海に面したバーナード・スピットにて撮影された直立するホッキョクグマ」の写真に引っ張られすぎました。

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