過払い金返還請求の裁判を自分でやってみるよ! #28

詳しいことは事が終わったら本家のブログにまとめようと思うけど、今日、過払い金返還請求のための訴訟を自分で起こすために、簡易裁判所に書類を集めて投函してきたよ。

「過払い金請求」がなんなのかというと、払いすぎた利息を返してもらおう、というもの。
これは法整備が定まったときに、それ以前の自由に金利が設定できた時代の払いすぎた利息を返してもらう権利があるのだ。 

サラ金とか借金のイメージがよくないせいで、「払いすぎた利息」とはいえ、いろいろ面倒だし完済してるしで放っている人も多いのでは。

コヤナギも、3年ほど前に引き直し計算はしてみたものの、なんかめんどくさくなって提出しなかった示談用の書類を、なんとなく気が向いて、先日投函してみたんだよね。金融会社に。

どこまで書類を送っていいのかわからなくて、示談にする気がないなら告訴する用意があるよ、というつもりで訴状を入れておいたら、投函から約一週間後、金融会社から電話が掛かってきた。

どうやら訴状は入れておく必要がなかったようだ。

「これは裁判を起こした場合に送っていただくものですよ」

「そうですか、では参考に送ってしまっただけのものなので破棄してください」

「分かりました。また、コヤナギさんからいただいた計算書を元に、こちらでも計算をする必要があるため支払いまで一ヶ月ほどかかります。また、示談金は7割までしか払えません」

「え? どうしてですか?」

「そういう規則です」

「理屈がよく分からないのですけど」

「七割でご納得いただけない場合は告訴していただく必要があります。その場合も、告訴からこちらでも計算をし直すので一ヶ月かかります」

「え? 示談でも告訴でも調べるんですよね? 同じく一ヶ月掛けて。しかも示談は7割で裁判は10割、と」

「はい」

「じゃあ告訴した方がいいってことではすね」

「正直、コヤナギさんの場合は告訴状まで出来てますから裁判にしてしまった方がいいですよ」

「なるほど、わかりました。やってみます」

そんな流れだ。

告訴状のひな形はネットにいっぱい落ちているけれど、原告被告、甲第一号書類、印紙、切手……慣れない言葉と知らないシステムを把握して揃えるのは大変だった。ただ、落ち着いて向き合えば出来ないことじゃない。

本当は、初めての過払い金請求の引き直し計算するときに、弁護士さんに相談したんだ。
あらかじめ、できる限り調べていったけど、合ってるか分からなくって。

そしたら、「ここまで出来るならコヤナギさん自分で出来ますよ」とのこと。

どうせ計算書出してもあってるかどうか向こうで調べるのだから、多少間違っていても気にしなくていい、と背中を押され、ゲームだと思って書類整理を頑張った。

告訴相手の証明書を法務局でもらってきて、書類コンプリート!
晴れて今日、簡易裁判所に書類を投函してきた。

ちなみに、自分に過払い金があるかどうか見分けるポイントは2007年だ。だいたいこの年に利息が改められた。これより前に借入があれば、だいたい利息24%などなので戻ってくる可能性が高い。
また、完済から10年で過払い金が失効するが、その後にも利用した取引があれば最終取引から10年と数える。
だからいまは過払い金返還請求めんどくさーと思っているなら、100円でも取引して、失効を防いでおくのがいい。

過払い金請求裁判はおよそ2ヶ月で終わるらしい。
そのころには9月。
お金が返ってくればもちろん嬉しいけれど、この際そんなに重要じゃない。
弁護士を立てず、初めて自分でやる裁判にワクワクしているのが正直なところ。
初めてのゲームはいつも楽しい。

はやく詳しいブログが書ける日を楽しみにしている。

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